思い返してみると、社会人って結構楽しい、を教えてくれる大人に出会ったことがなかった。先日のアメトークという番組で、「仕事部屋持ってる芸人」という企画をやっていた。自宅の一角やマンションの一室を借りてオフィスとして利用していて、のレイアウトを紹介するという内容だ。好きな漫画や少年時代にハマったゲーム、フィギュアなギター等のコレクションといった各々の個性が出ている。社会人の楽しさってこういうところだよなと考えさせてくれる。働き始めると当然扱えるお金の量が増える。子供の頃に買えなかった漫画やゲームを買ってコレクションすると家にいる時間が充実する。僕は家にいるのがすごく楽しい。自信を持ってうちに来たら楽しいぞと言える。中、高、大学と進むに連れて自由度が増して人生が豊かになる。働き始めるともちろん制限はあるが、やれることは広くなる。大学生のときは、社会人になったらあとは死ぬだけくらいに考えていた。でも、車を持ったらどこにでも行けると思ったし,カメラを買ったら旅行が楽しくなったし、本や漫画をたくさん買ったら家に篭るのも楽しくなった。学生のときにしかできないことってたいしてなかったのかも知れない。
学生時代にやっておくべきことは何か?一般的には旅行が勧められがちだ。なぜなら時間がないと長期の移動は難しいから。でも、だからと言って無理に旅行することはない。僕が勧めるのは『島耕作』を全巻読むこと。(島耕作ではなく、刃牙・美味しんぼ・魁男塾でも可)こんな無駄な時間の使い方は大人になったらしんどい。